【ハムスター種類別ガイド】性格・特徴・飼いやすさを徹底比較!初心者向けは?

【ハムスター種類別ガイド】性格・特徴・飼いやすさを徹底比較!初心者向けは? ハムスター
こた
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ボク達について説明するよ!

「ハムスターを飼いたい!」そう思っても、いざペットショップへ行くと、ゴールデンハムスター、ジャンガリアンハムスター、ロボロフスキーハムスターなど、さまざまな種類がいて迷ってしまいますよね。

実は、ハムスターは種類によって性格、必要なケージの広さ、人との触れ合いへの適性が大きく異なります。

たとえば、初心者の方には慣れやすい種類がおすすめですが、「観賞用」に向いた種類を選んでしまうと、思い描いたペットライフと違ってしまうかもしれません。

この記事では、主要な3種類のハムスターについて、8年以上の飼育経験を持つ筆者がそれぞれの特徴、性格飼育難易度を徹底比較します。

この記事を読めば、あなたのライフスタイルや「どんな風にハムスターと関わりたいか」に合った、最適な一匹を迷わず見つけられるでしょう。

ハムスターとは?共通の習性と基本の特徴

種類ごとの比較に入る前に、すべてのハムスターに共通する基本的な習性と飼育者が知っておくべき特徴を確認しておきましょう。

項目共通の習性・特徴飼育上のポイント
活動時間夜行性または薄明薄暮性。昼間は寝ていることがほとんどです。夜間に活動するため、回し車や水の音などに配慮が必要です。昼間に無理に起こさないようにしましょう。
習性(貯蓄)頬袋に餌を詰め込み、巣箱などに持ち帰って貯蔵(貯食)します。頬袋の健康チェックや、腐りやすい生ものを貯蔵していないか確認が必要です。
習性(単独行動)基本的に単独で行動し、集団で暮らすことを好みません。単独飼育が原則です。複数の個体を同じケージに入れると、喧嘩や共食いの危険があります。
寿命平均的な寿命は2年~3年と比較的短命です。わずかな体調変化が命取りになることがあります。毎日の観察(健康チェック)が非常に重要です。
環境暑さ・寒さ・湿気に弱く、適温(20〜26℃)湿度管理(40~60%)が必須です。季節を問わず、エアコンやヒーターを使った室温管理を徹底する必要があります。
野生ハムスター・地中生活に適応するため、体はずんぐりとしており、四肢と尻尾も短く進化しました。
・穴掘り能力に優れており、複数の入り口に、寝床・餌の貯蔵・排泄場所などの様々な部屋が繋がっているトンネル状の巣穴を地下に掘って生活します。
・夜になると、餌を探すために一晩で10㎞~20㎞移動します。
・草食よりの雑食性であり、肩まで広がる大きな頬袋に詰め、巣穴に持ち帰ります。

ハムスターの性格は種類で違う?3種の特徴と注意点

「小さな家族」として人気を集めるハムスターですが、種類によって性格や飼育の難易度は大きく異なります。

ペットとして特に人気が高い「ゴールデンハムスター」「ジャンガリアンハムスター」「ロボロフスキーハムスター」の3種類に焦点を当て、それぞれの特徴と飼育時のポイントを徹底解説します。

1. ゴールデンハムスター:慣れやすく初心者におすすめの王道

項目詳細
分類キヌゲネズミ亜科ゴールデンハムスター属(シリアンハムスター)
生息地シリア・レバノン・イスラエル周辺
野生では絶滅危惧種になっています。
大きさ体長:約15~20cm(ハムスターの中で最大)
体重:約100~180g
メスの方が大きい傾向にあります。
性格・特徴温厚で人懐っこい子が多く、飼い主の声や手に慣れやすいのが最大の魅力です。
男の子は繊細で、女の子は気が強いと言われています。
ハムスターの中でも賢く、1歳児並みの頭脳を持つと言われています。
飼育難易度★☆☆ (初心者向き)
飼育のコツ広いケージ(幅60cm以上推奨)が必須です。
体が大きいため、回し車は直径21cm以上のものを用意し、背骨を痛めないように配慮が必要です。
注意点縄張り意識が非常に強いため、多頭飼いは絶対に避け、一匹ずつ単独で飼育してください。
POINT
  • 人気のキンクマハムスター、カラーハムスターと言われているハムスターは、すべてゴールデンハムスターです。
  • ゴールデンハムスターでも絶対に噛まれないわけではないので、気を付けてください。

2. ジャンガリアンハムスター:小柄で活発な人気者

項目詳細
分類キヌゲネズミ亜科ヒメキヌゲネズミ属(ドワーフハムスター)
生息地カザフスタン・シベリア南部​周辺
大きさ体長:約6~12cm
体重:約30~50g
オスの方が大きい傾向にあります。
性格・特徴小型で愛らしく、活発に動き回ります。
臆病な性格の子もいるため、慣れるまでに時間がかかる場合がありますが、時間をかければ飼い主を覚えてくれます。
カラーバリエーションが豊富です。
飼育難易度★★☆ (比較的初心者向き)
飼育のコツ運動量が豊富なため、広いケージと、体のサイズに合った回し車(直径15~17cm推奨)を用意し、十分に走らせてあげましょう。
注意点小型ですばしっこいので、脱走には注意が必要です。
また、ストレスを感じやすく、環境の変化や過度な触れ合いは体調不良につながることがあります。
基本は単独飼育です。
POINT
  • ハスムターの中では一番カラーが豊富なので、推しのカラーを探してください。
  • 冬毛(例:ホワイト)と夏毛(例:グレー)で色が変わる子もいるので、お迎えする際は、ペットショップの店員さんに確認するようにしてください。

3. ロボロフスキーハムスター:最小・最速の観賞用ハムスター

項目詳細
分類キヌゲネズミ亜科ヒメキヌゲネズミ属(ドワーフハムスター)
生息地カザフスタン東部・モンゴル・ロシア周辺
大きさ体長:約7~8cm(ハムスターの中で最小) /
体重:約15~30g
オスの方が大きい傾向にあります。
性格・特徴非常にすばしっこく、じっとしない性格で動作が俊敏です。
臆病な性格のため、触れ合いを楽しむよりは、ケージの中でちょこまか動く様子を観賞用として楽しむのに適しています。
多頭飼いに適した種類で、ハムスター同士が固まってる姿が見れます。
※ただし、相性が悪ければ喧嘩になることもあるため、導入時や環境の変化には十分注意が必要です。
飼育難易度★★★ (難易度高め)
飼育のコツおしっこは回し車ですることも多いので、みつけたらすぐに拭きましょう。
砂漠出身のため、砂浴び場を設けてあげると喜びます。
注意点脱走対策が最重要です。ケージのわずかな隙間や、入り口の開閉なども徹底的にチェックしてください。

POINT
  • 人慣れしにくいため、噛みつかなくても捕まえようとするとパニックになることがあります。
  • ストレスに弱く、繊細です。初心者の方は、まずはゴールデンかジャンガリアンから検討するのがおすすめです。

まとめ:あなたにぴったりの種類は?

ハムスターは愛らしいですが、種類によって飼育の「向き・不向き」があります。ご自身のライフスタイルに合わせて選びましょう。

飼い主の希望おすすめの種類理由
手乗りや触れ合いを楽しみたいゴールデンハムスター温厚で人懐っこく、体も大きいため扱いやすいです。
スペースを取らず飼いたいジャンガリアンハムスター小型で活発。飼育用品もゴールデンより小ぶりで済みます。
動く姿を眺めて楽しみたいロボロフスキーハムスター非常に小さく動きが愛らしいですが、触れ合いは期待できません。

どの種類を選ぶにしても、ハムスターの寿命は約2〜3年です。

最期まで愛情と責任をもって接してあげてください。

▽より詳しい飼育方法や必要な道具については、こちらの記事をご覧ください。

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